釣田亜佐子 染織工房 asako tsurita textile studio

● 糸染めの季節

細い麻糸  ラミー60/2 

糸染めをしています。
冬場は、水温が上がるまでに時間がかかり、作業のすすみが悪い!
夏場、染液が沸騰してからグツグツ30~40分煮る作業は、忍耐!!
今頃の気候がとてもいいです。
それなら、この時期にまとめて糸染めをしておけば・・・
ということになりますが、そうもいきません。。
(そうするべきかもしれませんが・・・)
ひとつの作品ごとに、色・デザインを考えて、糸の種類を決定。
必要な色を、必要な量だけを染めています。
とくに “絣” の技法は、計算通りの “染めわけ” が必要で、
具体的な計画がないと染める作業をすすめることができません。

個展のギャラリー空間では、自分なりの季節感と、色の統一感を意識して
展示するように心がけています。
とういうわけで  “秋の色”
制作の追い込みが半年前なので、季節もズレてしまいます。

● タグ

開いたところにつけています

“みみ” 織布と同じ糸で手縫い

ブックカバーにタグをつけるようになりました。
個展の会場では、“タグをつけた方がいい!”と、
たびたびアドバイスをいただいていましたが・・・
なかなかつくる勢いがつかず・・・
ようやく思いついたのがコレです。

ブックカバーつくりはじめて、約10年!
先日、このHPをいつも見ていただいてる知人に、
1枚、選んでいただきました。

今までにお買い上げいただいた総数
 “242点” になりました。
ありがとうございました。

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● 針仕事

太い針を使います

たて糸を4本すくって・・・

「撚り房」の例 カシミヤ・シルク

マフラーの房(ふさ)の始末を、
機(はた)の上でやっています。
いろいろな方法がありますが・・・
カシミヤマフラーの場合には、
この方法を選んでいます。
針でヘムかがりをした後は、
たて糸を3㎝にそろえてカットします。

展覧会などでは、“「撚り房」の方が良い”
というご意見もいただくのですが・・・

一般的な、糸を撚り合わせる方法→「撚り房」

● 生成(きなり)

生成とクリームの2色づかい

まだ、カシミヤを織っています。
無地っぽいモノが、いちばん使いやすい!!
と個人的には思っています。
組織も、基本の平織りです。

しかし、ふつう すぎる。。

● よこさしこ

羊毛で試作

学生の頃、授業で教わった “よこさしこ” という技法。
すっかり忘れてしまっていて、
当時のノートをひっぱり出してきました。
その時の作品も参考にしながら、
なんとか・・・
試作をやっています。

刺し子のように、よこ糸(黒い糸)が浮いています。