釣田亜佐子 染織工房 asako tsurita textile studio

● ビビッドカラー

カシミヤ100% 23/2

うっすら絣まじり

今までのカシミヤは、ベーシックな色でした。

“カシミヤなら、ビビッドでも・・・”
という突然の思いつきで、染めてみました。
同じ色の染料でも、素材によって発色が変わります。
予想よりも、彩度が高くなってしまいましたが・・・
織り上がった布は、凹凸ができるので、
糸の時より、落ち着いた感じになります。
このまま使えるか(写真上)、検討します。

←残りものの絣糸に、バイオレットを重ね染めした糸を
たてに使用。

● 行って戻って、また行って・・・

先日の混ざり糸

ぼかし染めみたい?

たて糸にしてみようと、整経(たて糸の準備)を途中までやって、
面白くないような気がして、巻き取り・・・【戻り】

たて糸は藤色にして、よこ糸に使いました。
半分織ったところで、このまま行くと糸が足りないことに気づいてほどく・・・【戻り】

幅を少し狭くして、ぎりぎりショール丈になるようにしました。(44㎝×160㎝)
後半の色の変わり方が、思うように出来ませんでしたから、
満足度は50%くらいでしょうか??
でも、自分で染めていない混ざり糸を、糸まかせに織ってみるのは、
なかなか楽しい作業でした。
たて糸の色・混ざり糸のスタート地点・混ざり糸の入れ方・・・によって、
雰囲気が変わったモノが出来そうです。

このショールは、お着物用に・・・  
また、別の楽しみです。 

やはり “行き当たりばったり” ではなく、長くかかってしまいました。

● 行き当たりばったり!?

イチジクみたいな配色

ふだんは使わない混ざり糸(太)
“はた織り一日体験”企画にどうか?
あまり時間をかけず、面白くできないか?

ぎりぎりショールができるくらいを購入。
たて糸か、よこ糸か、どちらかに使用して、
行き当たりばったり(糸まかせ)の制作をしてみようと思います。

● 前と後

前  ざっくり

後  毛羽立ち 目詰まる

紡毛ウール(羊)の縮絨(しゅくじゅう)前と、後の画像です。

見た目の変化以上に、手ざわりが変わります。
ふんわり、やわらかく、あたたかい、
でしょうか・・・

全体の大きさは、幅約6%、長さ(丈)約6%縮みました。

糸の種類によって、たて糸の密度によって、
よこ糸の打ち込みによって、縮絨の加減によって、
仕上がりも変わってきます。

● 秋色

文庫サイズ ブックカバー

このところ、グレー系の制作が続いています。
ちょっと色モノを並べて、秋の色!

ブックカバーの定番になりつつあります。
同じデザインで、ベースの色を変えてリピートしていますが、
ベースに合う“さし色”を考えながら、模様を織りこんでいく作業は、
毎回、新しい気持ちです。
                   さし色(?)・・・正方形、長方形の柄

また、機会があれば新色の展開をしてみたいと思っていますが・・・