釣田亜佐子 染織工房 asako tsurita textile studio

● シャトル

少し傾けると・・・

シャトルは、杼(ひ)とも呼ばれています。

筬の手前を走ります。
下の写真にあるように、車がついています。

木製ですが、先には金属(多分真鍮)がはめ込んであります。
織り作業中、勢いあまって飛び出していくこともあり・・・
ちょっと、注意も必要です。

● 1号機の幅広ウール

質感 わかりずらいですが・・・

久しぶりに幅の広いものを織りました。
幅いっぱいに“シャトル”を走らせ、なんだか気持ちが良かったです。

とにかく、結果が見てみたくて、仕上げの加工!
仕上げ前に、撮影るすのを忘れてしまいました。
ウール素材は、ざっくり織って、“縮絨(しゅくじゅう)”によって縮ませ、
毛羽立たせ、ふんわり、仕上げます。
この“縮絨”のやり方によって、仕上がりの風合も変わってきますので、
とても大事な作業になります。
今回は、試作なので思いきって!!
このラムウールの糸ははじめてで、まったく想像ができなかったのですが、
ビックリするほど変わりました。
(←縮絨後の写真です。)
毎回、実験している気分です。

縮絨・・・お湯・洗剤(モノゲンなど)・摩擦によって、半フェルト化

● 同時進行?

2号機

1号機の制作途中で・・・
2号機で、小物制作はじめてしまいました。
(2号機は、50㎝幅までの対応)
幅が違うだけで、仕組みは2台とも同じです。
後ろに少し見えているのが、1号機です。
実際には、同時進行はできないので、
2台持つ必要はないと思っていますが・・・
時々、このように2台に糸をかけたまま、
アレコレやっています。

写真・・・クリックすると拡大します。
      織りはじめは、いつもこの状態です。

● 1号機

経糸を男巻(おまき)に巻いて

800本、通します

左から綜絖・綜絖通し・消しゴム

わたしの織り機、1号です。
(80㎝幅くらいまで対応)
4枚の綜絖枠が、踏み木とつながっています。
綜絖枚数が多いほど、複雑な模様を作り出すことができます。
平織りは、2枚綜絖で織ることができます。
ウール(羊)で、幅75㎝
思いきって、試作です!

これから、綜絖通しです。
グレーの糸で、わかりずらいのですが・・・
写真にある“綜絖通し”を使って、
“綜絖”に、1本ずつ経糸を通していく作業です。

【写真左】綜絖・・・・・・・真ん中に、楕円の穴があいています。
     (そうこう)    楕円の穴・・・たて約6㎜、よこ約4㎜

【写真中】綜絖通し・・・先は糸がひっかかるようになっています。

【写真右】消しゴムは、大きさ比較になるかと・・・?